無題
刻任響子 / 著
遠い日の出来事
甘い思い出のはずの事
なのに
1つも思いだせない
貴方が解らない
ぼんやりと 形しか思いだせない
髪は 長かった?
目の色は 何色だった?
解らない
思いだせない
でも
1つだけ解る事
それは
愛していたという事